愛してもらえるたびに、この愛はいつまで続くのだろうと思う。そんな乙女の心情にも似た自意識をかかえて、もう一年になる。

 

まいにちあなたが星を贈ってくださるのがありがたいのに、ログインするたびに安心するのに、なにか新しいものを出さなくてはと思いながら、わたしの指は動かず、けっきょく閉じ合わさった貝のようにしゃべれない。

良いものが書けるのはいつも過去で、わたしはわたしのいまいまの指先をまったく信じることができない。

 

書けば書くほどうまくなるなんてのはうそっぱちで、わたしは一文字書くごとになにかを失う。それでかまわない。わたしの内側に凝ったままいるよりも、現世に顕現しだれかのこころを少しでも震わす、そういう体験を行わせたほうが、わたしの心臓からうまれた文字にとってもやさしい。

 

失ってかまわない。外れていてもかまわない。でもどうしてわたしは書けないのだろう。この小説を書いていたわたしは、あの小説を書いていたわたしは、わたしはいったい、なにを思っていたのだろう。

 

 

みたいなこと、あまり書かれても困るだろうなと書かずにいたし、そもそも美しい文章でもないから敬遠して、とにかくわたしの指先にリズムが戻るのを待ち焦がれていたのですが、なかなかそうもいかないので、うーんと、しかたない、わたしはこのまま、いらない文章をいくつか書き散らかして、最終的にできたやまのなかから薔薇をさがす作業に、戻ろうと思います。

 

こんなはずじゃなかったんだけどなあ。